スーパーで見た焼き芋マシーンを見て。

季節は秋から冬に変わろうしています。
私の通っているスーパーにいつの頃からか年中置かれ始めている焼き芋マシーンがある。
石を敷いて芋が剥き出しで置いてある訳ではなく何故か紙に包まれ保温されている。
そう。ただの保温装置である。

 

昔は経のトラックを改造した石焼き芋販売店がよく来ていた。
値段を思い出してみる。
確か、ランクがあり、長く太いのが1000円位。
ボコボコだったり、短かったりするのが500円ほど。
思い出してきた。思い出してきた。
その石焼き芋屋のおじさんが子供だった私に、おまけしてくれた。

 

その焼き芋は、石焼の熱で真まで焼かれ、割るとほっこりと濃い黄色みがかった姿を現す。
口に入れた瞬間、とろけるような甘みが口一杯に広がる。

 

ふと、幼少の頃の思い出がただの保温装置を見ているだけでフッと蘇ったのだった。
じゃあ、久しぶりに芋でも食べようか。
少し高めの紙に包まれた芋を買い、店を出たのでした。

 

そういえば、あの軽トラックの石焼き芋屋は、今はどうしているのかなぁ。
帰りの道すがら思い出すのだった。
ちなみに、久しぶりに食べた芋も昔に負けず劣らず、とろけるような甘みがあった。
しかし、あの初めて味わった感動は今も僕の記憶を甘くとろけさせるのであった。